

という方は、精神的にも肉体的にも辛いですよね。
「そもそも人がいない」
「仕事の負荷が1人に集中している」
「新人が多くて仕事が回らない」
など、残業が多くなってしまう理由はいろいろあると思います。
自分がいないと仕事が回らないという状態だと、帰れないし簡単に休むこともできません。
自分が休んだら、代わりの人もいないので仕事が進まなくなってしまいますからね。
「転職したいけど、正直どこに行っても残業させられるのでは?」
となってしまうのも無理はありません。
ですが、はっきり言って、耐え続けるのは良くないです。
辞めたいという気持ちを抑えながら働いたとしても、そう長くは続きませんし、最終的に病んでしまうだけです。

と思うのであれば、すぐに行動を開始しましょう。
会社側もあなたにいなくなられたら困るので、強い覚悟を持って動かなければ状況は変わりません。
私も新卒で入った会社でいきなり9時10時まで残業させられた経験があるので、辛い気持ちはわかります。
ですが、状況を変えたいなら、やるしかありません。
やらずに後悔するくらいなら、やって後悔した方が絶対に良いです。これだけは断言できます。
長くなりましたが、今回は残業が多すぎるときにやるべきことを解説します。
残業が多くなるそもそもの原因は会社にある
多くの場合、残業が多くなるそもそもの原因は、会社にある可能性が高いです。
例えば私の場合は、
「基本毎日夜9時、10時まで残業」
という感じで、当時は残業するのが当たり前みたいな雰囲気になっていました。
新卒で仕事に慣れていない、仕事が遅いというのも残業が増える理由としてありましたが、それでも夜10時まで残業しないといけないというのは、
「そもそも仕事が多すぎる」
「人がいない」
「新人ばかりでベテランが少ない」
など、今振り返ると自分の問題よりも会社側の問題のほうが多かったように思います。
当時はお金のため・・・と割り切って耐えていましたが、
「もし体を壊したらどうするのか」
「病んでしまって働けなくなったらどうするのか」
という点をもっと考えておくべきでした。
「石の上にも三年」と社会ではしばしば言われますが、辛い気持ちを押し殺して耐え続けても、長くは続きません。
無理して耐え続けても、最終的には病んでしまうだけです。
悩みをスパッと解決できる対処法は存在しない
Googleで検索すれば、対処法的なものは出てきます。ですが、ぶっちゃけ悩みをさっと解決できる方法って、ほとんどありません。
無駄な作業がないか見直す
無駄な作業がないかをもう一度見直して、業務の効率化を図ろうという方法です。
例えば
「これって無駄な作業だな」
「この作業めんどくさいな」
と思ったら、改善できないか考えてみる、といった感じです。
確かに、無駄な作業がなくなれば仕事をする時間は減り、結果的に残業も減ります。
ですが、いくらムダな作業を省いて効率化をはかったとしても、そもそもの仕事量が多すぎるという場合には対処しきれません。
私も過去に
「この量を一人でこなすのはさすがに無理だろ・・・ほんとに人増やしてほしい・・・」
と思うことが何度もありました。
作業量の見積りの段階で残業確定、という感じで、もちろん仕事なので期限もありますから、こういった場合にはもう残業せざるを得ません。
こういったこともあるので、無駄な作業を減らすだけで悩みを解決するのは、ぶっちゃけ難しいかなと思います。
それに、効率化なんてとっくにやってるよという人もいるはず。
無駄な作業を省いても残業が減らないという場合には、そもそも無駄な作業がないので、この方法は意味がありません。
仕事の分担ができないかを考える
他の人に手伝ってもらって、仕事を分担しようという方法です。
残業が多いのは、社員一人に対して負荷が集中している状態なので、それを分散することができれば、残業時間は減らせます。
ですが、他の人の仕事を手伝える社員がいない場合は、なかなか難しいと思います。
残業が多くなる原因の一つとして、そもそも人がいない、というのがあります。
そもそも社員が少なくて、負荷が社員一人一人に集中している場合だと、みんな忙しくて残業しまくるという状態になってしまいます。
これだと、誰も他人の仕事をする余裕なんてないですよね。自分の仕事だけで手一杯だと思います。
こんな感じで、そもそも仕事の分担ができないこともあるので、このケースだと、この方法は使えません。
状況を改善しない会社も悪い
「仕事が遅い自分が悪いのか・・・」
と落ち込む人もいると思います。ですが、会社も悪いのです。
そもそもやるべき仕事が多すぎたり、社員が少ないという状況だと、どうしても負荷が一人に集中してしまいます。
仕事が多すぎるとか人がいないというのは、社員がどうこうできる問題じゃないですよね。
にもかかわらず
「無駄な作業を省いて」
「効率を意識してやって」
「納期があるから」
とだけ言って放置するのはさすがに酷すぎます。
そもそも定時内で終わらない仕事量を押し付けておいて「効率化を重視して」とか言われても、残業するほかありません。
無駄な作業をしているとか、仕事が遅いという理由もあるかもしれませんが、だからといって「100%自分が悪い」と自分を追い込む必要はないと思います。
そもそも仕事が多いとか、仕事は多いのに社員が少ないというのはどう考えても会社が悪いので、自分を責めすぎる必要はないです。
とにかく、今
「残業から解放されたい」
「辞めたい」
と感じているのなら、自分の問題というよりは会社の問題というふうに捉えて、転職や独立などの次の一歩を踏み出しましょう。
残業が多いのは会社に問題があるというふうに捉えれば、「会社の問題だから仕方ない」という感じである程度見切りをつけられるかなと思います。
悩み始めたらすぐに行動を開始しよう
前述しましたが、残業が多すぎて悩んでいるのに、それを押し殺して耐え続けた結果、病んでしまうというのは普通に起こり得ます。
自分でも気づかないうちに、ということもありますからね。
多少の残業はどこの会社にもありますし仕方ないですが、それでも限度はあります。
入社した時は実習的な感じで定時で帰れてたけど、いざ戦力として仕事をするようになったらいきなり残業させられる、というのはよくある話です。
今まで定時だったのに、いきなり残業させられたら嫌になりますよね。
ぶっちゃけ、残業が多くて悩み始めたら、その時点で次の一歩を考えるべきです。
「残業が少なそうな業界はあるか?」
「定時退社できる会社はあるか?」
といった観点で情報を集めて、
「いつ辞めるか?」
「貯金はあるか?」
など、どんどん計画を立てて動くべきです。
「辞めたいけど、次が決まらなかったらどうしよう」と悩んでいるだけでは、現状は何も変わりません。精神的にも肉体的にも疲弊していくだけです。
であれば、耐えるのではなく、自分から情報を集めたり積極的に行動していくのが正解だと思います。
結局、自分が動かないと何も変わりません。
確かに、退職したり転職活動を始めるのは怖いですし、勇気が必要になってきます。
ですが、耐えれば耐えるほど、精神は摩耗していきます。
溜まったストレスが一気に爆発してしまうこともあります。
そうなる前に、ここは一つ、勇気を出して行動を開始しましょう。
次の一歩の選択肢について
行動を開始しろ!と言っても、具体的に何をすればいいのかわからないと動き出せないですよね。
私が思うに、次の一歩の選択肢は大きく分けて3つあります。
転職活動を行う
最もシンプルな方法ですが、一番再現性が高いのもこの選択肢です。
今は少子高齢化で社会全体が人手不足になっているので、どこも人材がほしいというのは事実としてあります。
特にIT人材では2030年には80万人も足りなくなると言われていますよね。
昔は、YouTuberやフリーランス、ノマドなどさまざまな働き方がある今と比べて、働き方の選択肢は少なかったと思います。
そうなると、一度入った会社を数年で辞めるというのは、かなりリスクが高い行為になってきます。
そのため、社会的にも入ってすぐ辞めて転職、という行動に対してはネガティブなイメージがあったと思います。
それと比べると、今は働き方って会社員以外にもたくさんありますし、数年で辞めるリスクは昔よりは低いはずです。
社会的にも、第二新卒向けの求人サイトが出てきたりと、昔と比べると会社を辞めることに対するイメージはかなり変わってきていますよね。
こんな感じで、転職というと
「失敗するのでは?」
「本当に転職できるのか」
とネガティブなイメージをしてしまいがちですが、挑戦する価値は十分にあると思います。
とりあえず最初は無料の求人サイトに登録しておいて、どんな求人があるのか?を眺めてみるのが良いと思います。
求人サイトは、知名度トップクラスのマイナビジョブ20's、DODA
あたりが良いでしょう。
本格的に始めるのであれば、無料で利用できる転職エージェントを活用することをオススメします。
一言で転職活動といっても、面接対策や履歴書作成などなんだかんだでやることが多く、ぶっちゃけ一人だと負担が大きいです。
転職エージェントを活用しよう
転職エージェントは、面接対策や経歴書の作成、求人の紹介など転職活動全般をサポートしてくれる無料の仲介サービスです。
転職エージェントは、企業からお金をもらっているため、利用者の費用はゼロです。
さらに言えば、利用者が採用されたとしても、半年以内に離職してしまうとエージェント側は利益を得られないので、本気でサポートしてくれます。
転職エージェントは、求人サイトと同じくマイナビジョブ20's、DODA
がオススメです。
こういったサービスを使うことで効率的に活動できますし、成功確率も上がるので、積極的に活用していきましょう。
派遣・アルバイトとして働きつつ、進路を考える
派遣社員やアルバイトとして働きつつ、進路を考えてみるというのも選択肢の一つです。
もちろん、派遣やアルバイトをずっと続けるのはよくないですが、一時的に体を休める期間として働く場合には、ピッタリの選択肢だと思います。
正社員とは違って労働時間が短いですし、ある程度自分で決められる自由があるので、ゆっくりと自分の進路を考えることができると思います。
仕事内容も正社員と比べるとそこまで難しくはないですし、ノルマなどもありません。
正社員だと、ひどい場合には1ヶ月も2ヶ月もぶっ続けで残業させられることもあります。私も経験したことがありますが、当時はかなりきつかったです。
正直な話、当時は毎日辞めたいと思ってました。なんか、残業ってずっと続けてると日中にめまいとか耳なりとかしたりするんですよね。
とにかく、残業は何ヶ月もぶっ続けでするようなものじゃないです。続けたとしても、確実に体を壊します。
もう限界と思ったら、無理ぜず一度体を休めることをオススメします。
派遣社員として働くなら、大手派遣会社のマイナビスタッフで求人を探してみてください。
フリーランスとして独立する
フリーランスとして独立する方法です。
フリーランスといっても、稼ぎ方はいろいろあります。
例えば私の場合は、WordPressテーマを作った経験があるので、WEB制作の案件を探して応募してみる、といったやり方が考えられます。
自分のスキルを使って稼いでもいいですし、まずはスキルを身につけることから始めることもできます。
正社員とは違って、働く時間、休む時間を自由に決められるので、「残業させられている」という束縛感を感じることはなくなると思いますよ。
私が今から独立を考えるなら、
「まずはプログラミングスクールでWEBサイト制作スキルを身につける」 → 「クラウドソーシングサイトでWEB制作案件に応募する」
という選択肢を取ります。
WEB制作案件は単価が高めなので、プログラミングスクールで初期費用がかかったとしてもすぐに回収できますし、一度スキルを身につけてしまえばあとは案件をこなしていくだけで稼げます。
プログラミングに興味があるなら、このやり方はけっこうオススメです。
プログラミングスクールは、プログラミングのオンラインスクールCodeCamp
、TechAcademy [テックアカデミー]
あたりが知名度も高くコスパもいいのでオススメです。
CodeCampではオンラインで受講できたりするので、これなら外出する必要がなく、交通費もかかりません。
また、フリーランス向けの求人サイトというものもあり、ここではWEB制作だけでなく、いろんな案件情報を見ることができるので、登録しておくと案件の幅が広がると思いますよ。
フリーランス向けの求人サイトは、ギークスジョブ
、レバテックフリーランス
、【midworks】
あたりを使っておけば良いでしょう。
耐え続けても体を壊すだけ。覚悟を決めて今すぐ動き出せ
残業が辛いと悩んでいる人の多くは、挑戦することに対して極端に恐れすぎです。
正社員を辞めたからといって、人生が終わるわけではありません。
むしろ、リスクを恐れて現状維持を続けることのほうがよっぽどのリスクだと私は思います。
転職というと、
「どうせ失敗するのでは」
「転職して残業が減らなかったら意味がない」
など、ネガティブなイメージを持ってしまいがちです。
ですが、残念ながら確実に成功する転職というものは存在しません。
どんなことにもリスクはありますから、それを恐れているだけでは何も変わらないのです。
もし、現時点で「残業から解放されたい」と思っているなら、その気持ちに素直に従うべきです。
残業が辛いと思ったら、その時点で即、行動です。
求人サイトで情報を集めるだけでも構いません。現状を変えるための一歩を踏み出すことが、大切ですよ。