

という悩みを抱えている方は、辛いですよね。
自分の向き不向きを理解するのは簡単ではないですし、時間もかかります。
それに、必ずしも自分の得意分野を仕事に活かせるとは限りません。
大学生のうちに自分の得意分野を理解して、
「この会社なら向いてるかも」
と思って入社したとしても、
「なんか違う・・・。」
となってしまうのはあるあるですよね。
ですので、「向いてないのでは?」と思ってしまうのも無理はありません。
ですが、はっきり言って、向いてないという思いを抱えながら働き続けるのは良くないです。
悩みを抱えたまま働いてもストレスが溜まるだけですし、最終的には溜まったストレスが爆発して病んでしまうだけです。

と思うのであれば、今から行動を開始しましょう。
自分の向き不向きを理解して自分に合った仕事を見つけるには、とにかく行動して経験値を増やすしかありません。
私も仕事でミスをするたびに「向いてないな・・・」と思っていたので、気持ちはわかります。
ですが、現状を変えたいなら、行動するしかありません。
やらずに後悔するより、やって後悔した方が絶対に良いです。これだけは断言できます。
少し長くなりましたが、今回は仕事が向いてないと思ったときにやるべきことを解説します。
悩みを抱えたまま働き続けるのは間違っている
ぶっちゃけ、「向いてない」という悩みを抱えたまま働き続けるのは良くないです。
「向いてないな」とか「合わないな」とかって、一度気になってしまうと払拭するのはなかなか難しいものです。
私の場合は、仕事でミスをするたびに
「やっぱり向いてないんだな・・・」
と感じてしまって、そのたびに落ち込んでました。
それでもなんとか頑張って続けていたのですが、「自分には向いてない」という思いを断ち切ることはできませんでした。
「向いてないと感じるのはみんな一緒。最初はみんなそうだけど、続けていればそのうちなれるよ」
「そもそも向いてないと思うこと自体が勘違い。」
「向いてないのではなく、経験が足りないだけだ」
という人もいますが、悩みを抱えたまま妥協して仕事しても、そう長くは続きません。
悩みを抱えたまま仕事を続けても、結局はストレスを溜め込むだけで自分を追い詰めることに繋がってしまいます。
溜め込んだストレスが一気に爆発して病んでしまう、といったことも普通に起こりうるわけです。
「石の上にも三年」という言葉がありますが、その言葉を信じて続けた結果、耐えられなくなり精神的に参ってしまっては元も子もありません。
仮に会社を辞めたとしても、次の行動に移ることができれば、まだなんとかなります。
ですが、精神的に病んでしまって「もう働きたくない!」となってしまうと、全く収入を得られない状態になってしまいますよね。
悩みを抱えたまま妥協して働くと、こういったリスクを背負うことにつながります。
悩みをスパッと解決できる対処法は存在しない
Googleで検索すると対処法はいろいろ出てきますが、ぶっちゃけ根本的な解決に繋がらないものが多いです。
別の部署に異動する
別の部署に移動するという方法です。
会社には人事部・総務部・経理部などいろんな部署があるので、向いていそうな部署に異動願いを出して様子を見ます。
確かに、今いる部署がたまたま向いていないという可能性はあるので、試す価値はあると思います。
ですが、問題もあります。
まず、必ずしも向いている部署に異動できるとは限りませんし、そもそもその会社に向いている部署があるかどうかというのもわかりません。
せっかく異動したのにまた「むいてない」となってしまったら、やる気無くなりますしぶっちゃけ逆効果ですよね。
それに、異動の希望を出したとしても、実際に異動できるかどうかはわかりません。
会社にも人員などの都合はあるでしょうし、そう簡単に人を異動させることはできません。
実際に異動できてかつ悩みが解決すればいいのですが、解決しなかった時のダメージが大きいのと、実際に異動できるかはわからない、という感じです。
相談する
上司や同僚に相談するというシンプルな方法です。
ですが、相談したからといって悩みが解決するとは限りません。
例えば上司に相談するとしても、上司は部下に仕事を続けてほしい、辞めてほしくないと思っているので、引き止める形になりますよね。なので
「経験が足りないだけ」
「続けていればそのうち慣れる」
「最初はみんな同じ悩みを抱えてる」
といったことを言われる可能性が高いです。
正直、これだと根本的な解決には繋がりません。
小さな成果を出すことに集中する
小さな成果を積み上げることで、仕事に対して自信をつけるという方法です。
例えば、
「期限内に仕事を終わらせる」
「与えられた仕事をミスなくこなす」
など、まずは小さな目標を立てて、それを達成することに集中してみるという感じです。
自分で立てた目標を達成できれば、小さな目標でも以前よりは自信はつきますよね。それを繰り返して仕事に対する自信をつけていく感じです。
確かに、自分は仕事ができるんだという自信がつけば、「向いてない」と思うこともなくなるかもしれません。
仕事に対して自信がないことが原因で「向いてない」と感じてしまっている人もいると思います。そういった人に対しては、この方法は有効かもしれません。
逆に、仕事はできても、向いてないと感じる人もいると思います。
この場合だと、小さな成果を積み上げる方法はあまり意味がないです。というのも、仕事はできているので、別に自信がなくて向いてないと感じているわけではないからです。
さらに言えば、成果を積み上げて自信をつけるには、それなりに時間がかかります。ミスをして落ち込むこともあるでしょうし、この方法はとにかく自信がつくまで耐える必要があります。
休職する
いったん仕事を休んでみるという方法です。
「人間関係が悪くて精神的に疲れている」
「残業が多くて肉体的に疲れている」
という場合には、休職という選択肢があります。
確かに、一度休んでリフレッシュすれば、また仕事を続けるモチベーションが出てくるかもしれません。
ですが、これは問題を先延ばしにしているだけで、根本的な解決にはなりません。
休んだからといって仕事の内容が変わるわけではないですし、向いてないと感じていることに変わりはないですよね。
1、2ヶ月休んだとしても、向いてないという感情がなくなるわけではありません。
そのような悩みを抱えた状態で、ゆっくり休めますか?
私だったら、
「一ヶ月しかないのか・・・」
という感じで、常に不安を抱えてしまう性格なので、ゆっくりとは休めないですね。
マッチした会社を見つけられない日本の就職制度にも問題はある
「向いてない会社に入ってしまった自分が悪い」
と落ち込む人もいると思います。ですが、日本の就職制度にも問題はあります。
アメリカでは、日本とは違い就活をして内定が出たらいきなり正社員・・・というわけではなく、正社員になる前に1~2ヶ月ほどインターンとして実務を経験することができます。
これなら、入社する前に向いてるか向いてないかを判断できるので、ミスマッチが起こりにくいですよね。
ですが、日本では大学で就活をして内定→4月からいきなり正社員として働かされるので、本当に自分にあった仕事なのかどうかを事前に判断することができません。
これでは、入社後になんか違う、向いてないのでは?となってしまうのは当然です。
本当に自分にあっているかどうかは、実際に働いてみなければ分かりませんからね。
求人サイトに乗っているありきたりな情報や面接官との会話、会社説明会の内容だけで自分にあっているかどうかを判断するのはなかなか難しいと思います。
「この会社良さそう。受けてみようかな」
となったときに、得られる情報って求人サイトの情報・会社説明会・面接官との会話くらいしかないので、そもそも判断材料が少ないんですよね。
それに、そもそも社会人になる前に自分の向き不向きを理解して、マッチした仕事を見つけられる人ってどれくらいいるんでしょう。
たぶん、こういう人って少ないと思います。みんながみんな好きな仕事につけるのなら、誰も苦労しないはず。
あとは、会社の数が多すぎるというのもありますね。
実際、現時点で日本の企業数は約170万社、大手求人サイトのリクナビNEXTでは5万社以上が登録されています。
考えてみると、この中からたった一社を選べというのはかなり無茶な話です。
向いてないと感じたらすぐに行動を始めよう
前述した通り、「この仕事向いてないな」と感じているのに無理に続けてしまうと、病んでしまったり精神的に落ち込んでしまって働けなくなる、といったことは普通に起こりうるわけです。
「入社したばっかりですぐに辞めるのはさすがにヤバいかも。でもこのまま向いてない仕事を続けるのもちょっと・・・」
というケースも多いですよね。
ぶっちゃけ、向いてないと思った時点ですぐに行動を始めるべきです。
「なぜ向いてないと思ったのか?」
「向いてないと思う理由はなんなのか?」
「どんな仕事なら向いていそうか?」
「どんな会社が向いているのか?」
といったことを考えて、どんどん行動すべきです。
向いてないと感じたらすぐ辞めろ、というつもりはありませんが、
「向いてないけど、このまま続けるべきか。それとも思い切って辞めるべきか。どうしよう。」
と悩んでいるだけでは、なんの進展もありません。
「とりあえず続けていれば、そのうち悩みも自然と消えるかも?」
という人もいると思います。
確かに、愚直に続けていれば自然と悩みが消える、ということもあるかもしれません。
ですが、それがいつになるかはわからないですよね。1年後かもしれませんし、5年後かもしれません。
なので、悩みを抱えたまま我慢するくらいなら、すばやく行動を起こしてどんどん情報を集めていくのが正解だと私は思います。
行動を始めるときの選択肢について
今すぐ行動しろ!といっても、具体的に何をすればいいのかわからないと不安ですよね。
選択肢としては、2つあります。
転職活動を始める
一番シンプルな選択肢ですが、最も再現性が高い選択肢でもあります。
転職活動をして、別の会社に転職するという進路です。
転職というと、
「短期離職だと相手にされない」
「採用されるのか不安」
といった感じで、ネガティブなイメージを想像しがちですよね。
ですが、実は大卒の三割が会社が合わない・向いてないという理由で会社を辞めており、辞めた人たちの多くは転職活動を行なっています。
企業側からすると短期離職でも実は需要は大きく、その大きな要因は「若い人材を確保できる」というものです。
これは、少子高齢化の影響でどの業界も若い人材を欲しがっているためです。
昔は「短期離職者は転職で不利になる」みたいなイメージがありましたが、今は全然そんなことはなく、挑戦する価値は十分にあると思います。
一度マッチした会社に転職できれば、その後の人生は大きく変わるはずです。
転職しても正社員という肩書きは変わらないので、損失も少ないですし、まず最初に試すべき選択肢でしょう。
ただし、転職活動といってもやることは多いので、ぶっちゃけ一人だと負担が大きいです。本格的に始めるなら無料で使える転職エージェントを活用して、効率的に活動を進めましょう。
転職エージェントを活用しよう
転職エージェントは、経歴書の作成や面接対策、向いている求人などを紹介してくれる無料の仲介サービスです。
企業からエージェントにお金が流れる仕組みになっているので、サービス利用者の負担はゼロです。
さら言えば、利用者が採用されない、採用後半年以内に離職した場合、エージェント側に利益が発生しないので、本気でサポートしてくれます。
在職中でも登録できるので、うまく活用して効率的に転職活動を進めましょう。
転職エージェントは、知名度トップクラスのマイナビジョブ20's、DODA
あたりが良いでしょう。
フリーランスとして独立する
そもそも会社勤め自体が向いてないのでは?と感じているのであれば、フリーランスとして独立するという選択肢もあります。
フリーランスといっても、稼ぎ方は人によって様々です。
メルカリでハンドメイド商品を売ったり、フリーランスエンジニアとしてアプリを作ったりなど、スキル次第で色々な稼ぎ方ができます。
例えば、私の場合はWordPressテーマを作った経験があるので、クラウドソーシングサイトでWEB制作案件を受注してみる、といったことが考えられます。
スキルがなくても、「プログラミングスクールでWEB制作を学ぶ → クラウドソーシングサイトで稼ぐ」という感じで、スキルを身につけるところから始めることもできます。
WEB制作は、プログラミングを勉強する必要がありますがそこまで難しくはないですし、単価も高めなので割とオススメです。
プログラミングスクールは、プログラミングのオンラインスクールCodeCamp
、TechAcademy [テックアカデミー]
あたりがコスパが良いです。CodeCampはオンラインでの受講もできます。
また、フリーランス向けの求人サイトというものもあり、こちらは登録無料ですが、高単価案件など豊富に載っているので、登録しておくといい情報収集になると思います。
フリーランス向けの求人サイトは、ギークスジョブ
、レバテックフリーランス
、【midworks】
あたりを見ておけば良いでしょう。
未来を変えるには自分で動くしかない。今すぐ行動を開始しよう
向いてないといって悩む人の多くは、リスクを極端に恐れすぎです。
変化を恐れて行動しないことの方がよっぽどのリスクです。
転職というと、
「どうせ失敗する」
「いい会社なんか見つからない」
「どうせ今より悪い状況になる」
みたいにネガティブなイメージが浮かびますよね。
ですが、絶対に成功する転職は存在しません。
未来を変えたいなら、とにかく自分の手で切り開くしかありません。
とにかく、これだけは覚えておいてください。
悩み始めたら即、行動です。
最初は求人サイトで情報を集めるだけでも構いません。人生を変えるための一歩を踏み出すことが、大切ですよ。