こういった悩みを抱えている方は、辛いですよね。
せっかく苦労して就活し、やっと内定が出てひと安心と思っていたのに、いざ入社したら
「思ってたのと全然違う・・・」
という感じで、自分の理想とかけ離れていたら、やる気も出ませんし落胆すると思います。
こんな状況では、「もう辞めたい・・・」となってしまうのも無理はありません。
何を隠そう、私も入社前と後のギャップにやられて、精神的に病みかけたことがあります。
違和感を感じてはいるけど、だからといってすぐに辞めることもできない状況だったので、当時はかなりつらかったですね・・・。
今振り返ってみると、こういった悩みを抱えている人は意外と多いんじゃないかと思いました。
そこで今回は、自分と同じ悩みを抱えている人に向けて、私の経験を交えつつ「入社したけど思ってたのと違ったときにやるべきこと」について解説していきます。
思ってたのと違う!となってしまう原因は、リサーチ不足にある
新卒にせよ、中途にせよ、その会社を選んだのには何かしら理由があるはずです。
例えば、
- エンジニアに憧れていた
- 残業が少ない
- 給料が高い
などなど。そして、同時に期待もしていると思います。
- エンジニアに憧れていた → この会社ならエンジニアになれる
- 残業が少ない → 余った時間で副業ができる
- 給料が高い → 貯金を増やせる
こういった感じで、その会社に対して何かしら期待したからこそ、入社を決めたはずです。
にもかかわらず「思ってたのと全然違う・・・」となってしまうのは、就活時のリサーチ不足が原因の可能性が高いです。
例えば、私の場合は
- パソコンいじるのが好き
- エンジニアなら人と関わらずに仕事ができそう
といった理由で、業界や仕事内容についてたいして調べもせずにエンジニアの道を選んでしまいました。
ネットで調べれば情報はいくらでも出てくるのに、ほとんど調べもせず思い込みだけで進路を決めてしまっていたんですね。
その結果、ギャップにやられて挫折したあげく、精神的に病みかけました。
実際に働いてみて分かりましたが、エンジニアはめちゃくちゃ人と関わる仕事です。
- 気づくとメールが大量にたまってる
- チャットもバンバン飛んでくる
- 基本的に同じチームのメンバーと協力して仕事を進める
- 上司への報告だけでなく、お客さんとも直接やり取りしないといけない
お客さんとの絡みだけでなく、同じチームのメンバーとも協力しないといけませんし、メールやチャットもバンバン飛んできます。
入社前に思い描いていたものとあまりにもかけ離れていたので、当時は入社一か月で「もう辞めたい・・・」となっていましたね・・・。
確かに、実際に働いてみないとわからないことはたくさんありますが、それでも
- 入社前に徹底的にリサーチする
- 疑問を残さない
- 本当に自分に合っているかを改めて考えてみる
といったことを意識すべきでした。
結局、思い込みや憧れだけで決めてしまうと、高い確率で私のようになり
「もう辞めたい・・・でも辞められない・・・」
と、苦しむことになります。
それに、せっかく苦労して入社したのに、すぐに辞めてしまったらまた就活・転職活動をしないといけません。
これを繰り返すくらいなら、まずは「理想の環境を徹底的に探す」ことから始めたほうが、楽しく長く働けるはずです。
本当にやりたいことがわからないから、妥協して進路を決めてしまう
はっきり言って、高校・大学を卒業するまでにやりたいことを見つけられる人って、ほとんどいないと思います。
多くの人は、妥協して進路を決めて就職していきます。
私自身、100%心からエンジニアになりたい!と思っていたわけではなく、「そのほうがましかな」くらいの熱量しか持っていませんでした。
「本当は働きたくないけど、そうも言ってられない。でもやりたいことなんてないし、好きなことでお金が稼げるとも思えない・・・」
で、けっきょく妥協して就職する。これでは「思ってたのと違う!」となってしまうのは当然ですよね。
最初からたいして興味もないのだから、続くわけがありません。
「好きなことを仕事にできる人はほとんどいないよ」
「みんな妥協してる」
周りの人間は決まってこう言います。
でも、これって結局諦めてるだけですよね。
理想を実現したいなら、挑戦し続けてやりたいことを探し続けるほかありません。
結局、入社してみないことには本当のところはわからない
結局のところ、入社して実際に働いてみないことには「自分に合っているかどうか」というのはわかりません。
ネットで求人を見て「これは違うな」と感じても、実際入社してみたらマッチしていた・・・という可能性もあるわけです。
ちなみに、諸外国では正式入社する前にインターンとして実務を体験できる期間があります。
インターンとして実務を経験できるので、入社する前に「自分に合っているか?」を判断できる仕組みになっています。
これなら、入社後に「なんか違う」となる可能性は低いですよね。
一方、日本では入社前に実務を経験できる仕組みがありません。
判断材料としては、
- 社内見学
- 面接
- ネットの求人情報
くらいしかないんですよね。
一応インターンもありますが、そのほとんどは「社内見学→お茶会」の流れで一日で終わるインターン・・・というのがほとんどです。
これでは、ミスマッチが起きて当然だと思いませんか?
事前のリサーチも重要ですが、いくら徹底的にリサーチをしたところで、入社してみないとわからないことは山ほどあります。
結局のところ、本当に自分に合っているかを知りたいなら、実際に働いてみるしかありません。
思ってたのと違うと思ったら、すぐに行動を開始しよう
前述した通り、入社後に「思ってたのと違う」となってしまうミスマッチは普通に起こります。
だからこそ、なんか違うと感じた時点で、次のステップに進むべきです。
「辞めたい・・・」という感情を持ち続けると病んでしまうリスクもありますし、何より辛いはずです。
こんな状態では興味のない仕事なんてできませんし、続ければ続けるだけ自分の首を絞めることになります。結局は、自分が苦しむだけです。
であれば、悩みを抱えた時点で行動を始めて、いさぎよく次のステップに進みましょう。
とはいえ、いきなり転職活動!とか言うつもりはないです。
まずはざっくりと計画を立てて、どういった順序で動くかを考えていきます。
- 会社を辞めて転職活動に専念できるだけの貯金はあるか?
- 貯金がないなら、働きながら活動することになるが両立できるか?
- 貯金だけで何か月生活できるか?
- 無収入・貯金だけで生活する覚悟、度胸はあるか?
- 転職活動に専念するなら一時的に収入がなくなるが、不安に耐えられるか?
などなど、懸念点は山ほどあると思いますが、まずはこういった感じで
「どんなやり方が自分に合っているか」
「どのやり方がいちばん実現可能か」
「途中で挫折せずに続けられそうなやり方はあるか」
といったことを考えてみるのが大事です。
こういった思考を積み重ねていけば、プランは自然と出来上がっていくものです。
- 仕事と転職活動の両立が難しいなら、いったんアルバイトとして働いて、仕事の負担を下げる
- 貯金が底を尽きる前に何とか転職先を見つける
- 貯金額が少なくて不安なら、健康保険・年金の免除や失業保険の申請をして固定費を下げつつ、転職活動に専念する
など、やり方はいくらでもあるはずです。
行動するのは大事ですが、その前にある程度地盤を固めておくことも同じくらい重要です。
計画もなくがむしゃらに行動するのでは効率が悪すぎますからね。
まずは思考してみて、自分に合ったやり方を探してみてください。
入社したけど思ってたのと違うと感じたときにやるべきこと
行動しろと言いましたが、具体的に内をすればいいのかわからないと不安ですよね。
選択肢としては、3つあります。
転職活動をする
一つ目は、シンプルに転職活動を行うというものです。
昨今は少子高齢化の影響で、人手不足が深刻になってきています。
私自身、エンジニアとして採用が決まった時は、未経験での中途採用でした。
なぜ未経験で中途採用が決まったのか、それはシンプルに人がいないからです。
特にIT人材の不足はかなり深刻で、2030年には45万人不足するといわれています。
ですが、人がいないということは、逆に言えばそれだけチャンスがあるということです。
少なくとも企業側は「人が欲しい」と思っているので、需要はあるわけです。
なので、今からでも挑戦する価値は大いにあると思いますよ。
どうせ失敗すると思って挑戦しないのは、めちゃくちゃもったいないです。
ただ、転職活動と一言で言ってもやることはいろいろあります。
はっきり言って、1人ですべてやろうとすると確実にパンクします。
正社員で残業しまくり・・・という状況では、仕事と転職活動の両立は不可能です。
それに、1人だと自分の視点でしか判断できないので、失敗するリスクが高くなってしまいます。
効率的に活動する+成功率を上げるには、転職エージェントを活用するのが正解です。
転職エージェントを活用しよう
転職エージェントは、求人の紹介から経歴書の作成・面接対策までサポートしてくれる無料の仲介サービスのことです。
エージェントは企業からお金をもらっているので、サービス利用者には負担はかかりません。
さらに言えば、利用者が採用されない・採用されても半年以内に離職してしまうと、エージェントも利益を得られないので、本気でサポートしてくれますよ。
ぶっちゃけ、1人で日本にある数百万社の中からたったひとつの自分に合う会社を見つけるなんて、まず不可能です。
転職エージェントなら、自分の理想と求人のすり合わせをしてくれるので、マッチする会社を見つけられるはずです。
積極的に利用して効率的に活動しつつ、成功率を上げていきましょう。
転職エージェントは、知名度トップクラスのマイナビジョブ20's・DODAあたりが良いでしょう。
フリーランスとして独立する
二つ目の選択肢は、フリーランスとして独立するというものです。
簡単に言えば、「スキルを使って自分で仕事をとってお金を稼ぐ」という感じです。
例えば、WEB制作で独立したい!と思ったら、
- プログラミングスクールでプログラミングスキル+WEB制作スキルを身につける(長くても半年くらい)
- LancersやCloudWorksなどのクラウドソーシングサイトでWEB制作案件をこなして、実務経験を積む(単価は低め~20万くらい)
- フリーランス向けの求人サイトで案件を探して、単価を一気に上げる(だいたい50万~100万くらい。100万以上の案件もある)
こういったルートが考えられます。正直、上記の方法は再現性はかなり高いと思います。
実際、WEB制作で独立に成功した人は、ここ最近でかなり増えてきているんですよね。
プログラミングスクールで20万~50万くらい初期費用が掛かってしまいますが、案件を2~3個こなせばすぐに回収できます。
- 今すぐ会社辞めたい
- 毎日会社辞めたいと思い続けている
- そもそも会社勤め自体向いてないと感じる
- 会社に縛られたくない
- 好きなことでお金を稼ぎたい
- 働きたくない
という思いがあるなら、挑戦する価値はあると思いますよ。
クラウドソーシングサイトは、下記が有名どころですね。
案件は山ほどあるので、気になった方はいろいろ見てみてください。
プログラミングスクールに通うなら、知名度が高くコスパも良いDMM WEBCAMP 学習コース(プログラミングコース)・Skill Hacksあたりが良いと思います。
フリーランス向けの求人サイトは、ギークスジョブ ・レバテックフリーランス ・【midworks】 あたりを見ておけば良いでしょう。
いったん派遣・アルバイトとして働いて仕事の負担を減らしつつ、転職活動を行う
三つ目の選択肢は、派遣社員orアルバイトとして働きながら、転職活動を行うというものです。
ぶっちゃけ、フルタイムで働きつつ転職活動も同時にやるのは、かなりきついと思います。
なので「正社員やりながら転職活動なんてできない!」という人にはおすすめの選択肢です。
派遣・アルバイトなら、正社員ほど仕事の負担は大きくないですし、時間もある程度自分で決められますよね。
余った時間で転職活動すれば、十分両立できると思います。
収入は当然下がりますが、どうせ転職するのであれば大した問題にはならないはず。
あとは、残業しすぎて疲れ果ててしまった・・・という人にもオススメですね。
疲れ切ってしまったのなら、田舎にでも移住してのんびりバイトでもしましょう。先のことはゆっくり考えればいいだけです。
派遣社員として働くなら、大手のマイナビスタッフ で求人を探してみてください。
耐える必要はない。違うと感じたらその時点で次のステップに進もう
入社して「思ってたのと違う・・・」と悩んでしまう人の多くは、リスクを極端に恐れすぎです。
思ってたのと違うのであれば、もう一度挑戦すればいいだけです。
仮に短期離職してしまったからといって、二度と転職できなくなるわけではないですよね。
ぶっちゃけ、変化を恐れて現状維持を続けてしまうことのほうが、よっぽどのリスクですよ。
この機会にぜひ、自分の正直な気持ちに耳を傾けてあげてください。