

こういった悩みを抱えている方は、意外と多いのではないかと思います。
残業少なめと聞いていたから入ったのに、いきなり残業させられたら嫌になりますよね。
「ぶっちゃけもう辞めたい・・・」
となってしまうのも無理はありません。
かくいう私も、就活時に
「残業はあるけど、そんなに酷くはないよ」
と言われて入社したのですが、いざ仕事が始まると毎日9時まで働かされる・・・という経験をしています。
- 請負なのでお客に合わせないといけない
- 客がやれと言ったらやるしかない
- プロパーのほうも人手が不足してるから遅くまで付き合わされる
こういった状態だったので、当時はさんざん働かされてかなりきつかったです・・・。
多少の残業は仕方ないと腹をくくってはいたものの、さすがにここまで酷いと話が違うのでは?と思ってしまいますよね。
そこで、今回は同じような悩みを抱えている人に向けて、今の自分ならどう対処するか?といった視点から
「残業少なめと聞いていたのにいざ入社したら地獄だったときの対処法」
について解説していきます。
入社前と話が違う!となってしまう原因は、社会全体の人手不足にある
就活でも転職でもそうですが、残業がどれくらいあるのか?というのは気になるところですし、絶対に聞いておきたいところでもありますよね。
残業はそんなにないと聞いて安心したから入社したのに、残業させられまくってしまうのは、社会全体の人手不足が影響している可能性が高いです。
例えば、私はIT業界でエンジニアとして入社しましたが、実際に働いてみると
- そもそも人がいない
- 新しい人が入ってもすぐに辞めていく
- すぐに辞めてしまうのでなかなか人が増えない
- 人がいなさ過ぎて一人一人に負荷が集中してしまう
といった状況で、そもそも自分が入る前から慢性的に人手不足の状態だったんですね。
これはやはり、少子高齢化が進んだことによる人手不足が影響していると思っていて、
- 少子化 → 子供ができないので若い世代がどんどんいなくなる
- 高齢化 → 定年などで今まで働いていた人たちがどんどん辞めていく
- → 若い世代+働ける人がいなくなってしまう
といった感じで、現在進行形でどんどん若い世代が少なくなっているわけです。
特にIT人材は、現時点で30万人も不足していると言われています。
実際、私もエンジニアとして1人で終わらない量の仕事をやらされてきたので、「相当深刻なんだな・・・」と肌で感じています。
こういった状況だと、中小・ベンチャー企業は募集をかけても人が集まらないので、良いところをアピールしたり体裁を良くしようとします。
その結果、本当は人がいなくて残業が多いのに
「残業は多少あるけど、そんなにひどくはないよ」と、面接で言うわけです。
多少の残業ならまだ許せるのですが、毎日夜10時まで残業させられると、「ちょっと話が違うな・・・」と感じてしまいます。
私のように、こういった状況に耐え続けて無理に働いてしまうと、どんどん辞めづらくなりますし最終的には体を壊してしまいます。
中小・ベンチャー企業は体裁を良くしないと人が集まらない
前述しましたが、人が集まらない状況ではとにかく体裁を良くしてアピールしないと人が集まりません。
名のある有名企業なら何もしなくても勝手に人が集まりますが、中小・ベンチャーはそうはいきません。
当たり前ですが、「残業は月30時間です。」なんて言ったら、誰も入社してくれないのは目に見えていますよね。
とはいえ、人手不足だからといって「1年中ずっと残業がある・・・」というわけではありません。
どんな業界にも、忙しい時期と暇な時期が必ずあります。
例えばIT業界、エンジニアで言えば「デスマーチ」と呼ばれるめちゃくちゃ忙しい時期があるのですが、ぶっちゃけこの期間はかなりきついです。
私の経験では、新製品の開発初期段階、まさに開発が始まったばかりの時期ですね。ここがデスマーチに当たります。
業務の形態が請負ということもあり、このデスマーチの期間はとにかく結果を出してお客に良い報告をしないといけませんでした。
そのため、当時は毎日10時くらいまでパソコンの前にはりついて、頭を抱えながら仕事していたのを覚えています。
開発初期の段階なので、作ったプログラムがすんなり動くわけもなく、結果が出るまで修正してデバッグを繰り返す・・・という感じでした。
これだけ毎日残業が続けば、おそらくほとんどの人は「さすがにきつい・・・」となってしまうと思います。
一方、開発がある程度落ち着いてくると、急に仕事がなくなって暇になる、といったことが起こります。
ぶっちゃけ、仕事が山ほどあるよりははるかに良いですが、全くやることがないというのもそれはそれできついところがあったりするんですよね。
とはいえ、これはあくまでIT業界、エンジニアに限っての話です。実際には業界・職種・会社によっていろいろ事情は変わってきます。
なので、会社側の言う「残業はそんなにない」というのがどの時期をさしているのか?というのは、入社する前にある程度把握しておく必要はあると思います。
例えば、自分が入ろうとしている業界・職種の平均的な残業時間をネットで調べてみるなど、やり方はいろいろあるはずです。
私自身、エンジニアとして就職してからデスマーチの存在を知りました。そのせいで痛い目を見たので、こういったことを防ぐためにもやはりある程度のリサーチは必要かなと思います。
確実に一つ言えるのは、実際に入社して働いてみないことには本当のことはわからない、ということです。
あとは、会社の数が多すぎる・・・というのもあります。
現時点で日本の会社の数は、270万社にも及びます。
これだけあると選ぶ側はもちろん大変ですが、同じように採用する側もこれだけライバルがいるということですから、優秀な人材を集客するのは一筋縄ではいかないはずです。
新しい人が入ってもすぐに辞めてしまう
新しい人が入ってもすぐに辞めてしまう・・・というのも残業が多くなる原因のひとつです。
そもそも人がいなくて負荷が一人一人に集中している会社だと、入って数か月で残業させられることも普通にあります。
そのため、多くの人はこの状況に耐えられずに、半年~1年くらいで辞めていきます。こういう会社って、新入社員が3人入っても生き残るのは1人なんですよね。
こうなると、その1人にさらに負荷が集中してしまうので、状況はさらに悪化してしまいます。
「みんな辞めてるけど、ここで自分まで辞めたら会社に迷惑がかかる・・・」
「残業は多いけど、給料は増えるからまあいいか・・・」
と考えて耐え続けてしまうのは、はっきり言って良くないです。というのも、続ければ続けるほど辞められなくなってしまうからです。
辞めずに続けた結果、いつのまにか「いないと仕事が回らなくなってしまう、その会社に必要不可欠な人間」になってしまい、本当に会社から抜け出せなくなります。
当然、会社はあなたがいないと困るわけなので、辞めたいといっても確実に引き止められます。引き止められると、より一層辞めづらくなってしまいます。
体を壊して働けなくなる前に抜け出そう
無理して働くことで、体を壊してしまう可能性は十分にあります。
その結果、最終的に働けなくなってしまう・・・といったことは普通に起こります。
なので、そうなる前に行動を開始して、残業地獄から抜け出すべきです。
まずはざっくりと計画を立ててみるでも構いません。
- 求人サイトで情報を収集する
- エージェントに相談してみる
- いったん休んで、将来についてじっくり考えてみる
計画を立てたら、どんどん行動に移していきます。
ぶっちゃけ、悩んでいるだけでは何も始まりませんし、苦しい状況が変わることもありません。
それなら、自分から動いて嫌な環境を理想の環境に変えていきましょう。
残業少なめと聞いていたのにいざ入社したら地獄だったときにやるべきこと
自分から動けといっても、具体的に何をすればいいのかわからないと不安ですよね。
私が思うに、選択肢は3つあります。
転職活動を行う
一つ目は、シンプルに転職活動を行うというものです。
はっきり言って、どの企業も少子高齢化やコロナで人手不足なのは確かです。
ですが、逆に言えばそれは仕事があるということなので、同時にチャンスでもあるわけです。
特にIT人材なんかは今の時点で10万人も不足しているので、需要はかなり高いです。
とはいえ、残業が少なくかつ自分にマッチする会社を見つけるのは、そう簡単なことではありません。
1人でやろうとすると、それこそ実際に会社に乗り込むくらいの徹底したリサーチが必要になってきます。
結局、自分に合うかどうかは、働いてみないことにはわからないものですからね。
とはいえ、採用されてもいないのに会社に乗り込むというのはあまり現実的じゃないですし、働きながら転職活動するとなると負担が大きすぎます。
これらの問題を解決するには、転職エージェントを活用することで、これらの問題を解消できます。
転職エージェントを活用しよう
世の中には、転職エージェントという便利なサービスがあり、これは利用者の転職活動全般をサポートしてくれる無料の仲介サービスになります。
エージェントは、利用者のサポートを行い、採用が決まるとその企業からお金をもらう・・・という仕組みになっているので、利用者に費用はかかりません。
さらに言えば、利用者が採用されない・採用されても半年以内に離職してしまうとエージェント側も利益を得られないので、本気でサポートしてくれますよ。
このサービスは、いわば転職のプロが無料で味方につくのと同じなので、一人でやるよりは成功確率は大幅に上がるはずです。
求人の紹介だけでなく、面接対策や経歴書の作成も手伝ってくれるので、うまく活用して効率的に進めていきましょう。
転職エージェントは、知名度が高いマイナビジョブ20's、DODA
あたりを使うのが良いでしょう。
フリーランスとして独立する
二つ目の方法は、フリーランスとして独立するというものです。
フリーランスとして独立してしまえば、そもそも会社に縛られることもないので「残業が・・・」と悩むことはまずなくなるでしょう。
ですが、稼げなければ収入はゼロなので、リスクが高いことも確かです。
毎月安定した収入を得られる会社員を選ぶか、固定給を捨ててフリーランスに挑戦するのかは、事前に考えておく必要はあります。
とはいえ、挑戦する価値は十分あると思っていて
- 会社に縛られず自由に生きられる
- 自分の力で稼げるようになる
- 休みたいときに休める
フリーランスとして稼げるようになれば、こういった自由を手に入れることができます。
知識ゼロから始めるなら、WEB開発系がおすすめ
知識ゼロの状態から始めるなら、
- プログラミングスクールで半年かけてスキル習得(ただし初期費用20~50万ほどかかる)
- クラウドソーシングサイト(Lancers・クラウドワークス)でWEB制作案件をこなして実戦経験を積む(単価は低め~20万くらい)
- フリーランス向けの求人サイトで高単価案件をこなし、さらに稼ぐ(単価はかなり高い~100万 この時点で月100万も夢じゃない)
という方法が一番再現性が高いと思っています。
プログラミングといっても、WEB開発なら難易度はそこまで高くないですし、単価も高めなので経験がなくても稼ぎやすいのは確かです。
- HTML
- CSS
- PHP
- WordPress
- JavaScript
- jQuery
WEB開発に必要な知識は大体こんな感じですが、これらはすべて、プログラミングスクールで習得可能です。
独学で挫折するくらいなら、初期費用をケチらず素直にプログラミングスクールに通ったほうが、効率的に勉強を続けられると思いますよ。
プログラミングスクールは、知名度が高くコスパも良いDMM WEBCAMP 学習コース(プログラミングコース)・Skill Hacks
あたりがおすすめです。
DMM WEBCAMPはオンラインでの受講ができますし、忙しい人でも無理なく続けられるはずです。
また、フリーランス向けの求人サイトはギークスジョブ
・レバテックフリーランス
・【midworks】
あたりを見ておくのが良いでしょう。
いったんアルバイト・派遣社員として働きつつ、今後について考える
三つめは、いったんアルバイト・派遣社員として働いて最低限の生活費を稼ぎつつ、今後のことについてじっくり考えるという選択肢です。
ぶっちゃけ、正社員として働いていると将来について考える時間ってなかなか取れないんですよね。
ただでさえ負担が多いのに、さらに残業が入ってくるとなれば、腰を据えて休むとかってなかなかできません。
その点、アルバイトや派遣社員なら、仕事の負担もそこまで大きくはないですし、残業させれらることもないのでプライベートな時間もしっかり確保できると思います。
残業のし過ぎで疲れたなら、いったん休んでじっくり将来について考えてみる・・・という選択肢も十分ありだと思います。
派遣社員として働くなら、大手のマイナビスタッフ
で求人を探してみてください。
無理に耐える必要はない。現状に不満があるなら、自分から行動を起こそう
「残業多すぎて辞めたいけど、ここで辞めたら会社に迷惑がかかる・・・」
と考えてなかなかやめられない人の多くは、リスクを極端に恐れすぎています。
ぶっちゃけ、あなたが会社を辞めて仕事が回らなくなったとしても、それは会社の責任です。1個人が責任を負うような問題ではないのです。
むしろ、残業をさせられすぎていることのほうがよっぽどの問題です。
それで体を壊してしまっては元も子もありませんし、だれも責任を取ってはくれません。
結局、現状を変えるためには自分から行動するしかないんですよね。
まずは求人サイトを見てみる・・・だけでも立派な行動です。
人生を変えるために、まずは一歩、踏み出しましょう。