



こういった悩みを抱えている人は、意外と多いのではないかと思います。
将来性を感じないからといって今すぐ辞めるわけにもいきませんし、辞めた後のプランがなければ行動することもできません。
そのため、「どうしたらいいかわからない・・・」となってしまうのも無理はありません。
かくいう私も、将来性を感じなくてやめようか悩んでいた時期があり、
- 人が居なさすぎて仕事が回らない
- 請負なので信用を無くすと切られる
- メンバーの一人でも欠けたらその時点でアウト
当時はこんな状況だったので、毎日のように「どうしよう・・・」と悩んでいました。
少数精鋭と言えば聞こえはいいですが、「自分が辞めたら迷惑がかかるから、辞めたくてもやめられない」という感じだったので、かなりつらかったですね・・・。
こんな状況では、将来性ないなぁと感じてしまうのは当然です。
今振り返ってみると、将来性がないと感じた時点で次の一手を考え始めるべきだったなと感じています。
ただ、こういった悩みを抱えている人は多いと思います。
そこで今回は、「過去の自分に向けて、今の自分なら何をするか?」という観点で「将来性がないと感じたときにやるべきこと」について解説していきます。
将来性を感じなくて悩んでしまうのは、辞めた後のプランがないことが原因
将来性を感じないと思う原因は、いろいろありますよね。
- 残業多すぎ
- 人手不足
- 収益源が一極集中している
- そもそも業績が悪い、赤字
- つぎつぎと人が辞めていく
ですが、ここで「辞めるべきか?」と悩んでしまうのは、辞めた後のプランが全くないことが原因かもしれません。
私の場合、残業が多い・人がいない・しかもどんどん人が辞めていく・・・といった理由で会社に対していろいろ不満を抱えていました。
ですが、不満を感じつつも結局は「実際に行動を起こす」ということが、どうしてもできませんでした。
これは、やはり
- 辞めたとしても、次の仕事が見つかるかわからない
- 転職活動を始めたところで、成功するとは限らない
といった不安を抱えてしまい、「もう何も考えたくない!」となってしまっていたからだと思います。
確かに、辞めたり転職活動を始めるというのは負担が大きいですし、ストレスもたまります。それに不安はあげればきりがありません。
「辞めて苦労するくらいなら、このまま続けるほうがマシ」
となってしまうのも無理はないと思います。実際、辞めないほうがまだ良いと思ってしぶしぶ続けている人は多いです。
ですが、不安があるからといって何もしなければ、状況は一向に変わりません。
未来はどうなるかわかりませんが、急に経営が傾く・倒産する・首を切られる・・・といったことになる可能性もあるわけです。
事実、名のある大企業も次々とリストラを開始していますよね。
大企業リストラまとめ | 東京アキバ読書会 (akiba-dokushokai.tokyo)
これを防ぐには、悩み始めた時点で行動を始めることが必要だと思います。
状況が悪くなる前に行動を起こさなければ、結局は「あのとき対策していればよかった・・・」と後悔することになります。
将来性のある業界・職種・仕事がわからない
私は、リサーチを重ねてわからないことをなくしていくことも重要だと思っています。
わからないことを無くしていけば不安も減りますし、その分行動できるようになるはずです。
仮に転職しようと思っても、
- どんな会社なら安定するのか?
- 将来性のある業界はあるのか?
- 将来性があって、かつ自分にマッチする業種はあるのか?
といった情報がなければ計画を立てることもできませんし、計画がなければ行動することもできません。
人間は、わからないからこそ不安を感じるものです。だから、徹底的にリサーチをして不安をなくすことが重要になってきます。
私自身、
「ネットで調べたところで本当に将来性があるかどうかなんてわからないし、自分に合う会社が見つかるとは思えない。調べるだけ時間の無駄なのでは?」
という考えがあり、自分で調べるといったことを全くしていませんでした。
ですが、自分が知らないだけで世の中には本当にいろんな会社があります。
例えば、「仕事中でも眠くなったら寝てもいい」とか、「出社時間・退社時間が完全自由」などなど・・・。
見ているだけで転職したくなる!今を時めく企業のユニークな会社制度・取組み24選 | 株式会社LIG (liginc.co.jp)
自分はできるだけゆるい会社で働きたいと思っていたので、就活のときにこんな会社があると知っていたら、真っ先に飛び込んでいたと思います。
ですが、こういった会社も知らなければ存在しないのと同じです。
結局、自分に合う会社があるかどうかは調べてみないことにはわからないのです。
だからこそ「わからないことをそのままにせず、リサーチして自分なりに落とし込む」努力が必要だと私は思います。
今の会社に将来性があるか?というのはぶっちゃけわからない
「今の会社、将来性を感じないとは思ってるけど、本当のところはどうなんだろう・・・」
と疑問を持っている人は多いと思います。
自分では潰れそうと思っていても、急に伸びたりすることも可能性としてはあるわけです。
もちろん、明らかに赤字が続いているとかならまだわかりますが、わからないことのほうが多いと思います。
はっきり言って、「将来どうなるのか?」というのは誰にもわからないのです。
例えば、
- IT人材の不足
- 半導体不足
- コロナ
など、世の中にはいろいろな問題がありますよね。
ですが、半導体が足りないといっても、半導体の製造にかかわる仕事やエンジニアは必要ですし、IT人材が不足しているからといってエンジニアの仕事がなくなるわけではありません。
むしろこれまで以上に需要は高まっているので、仕事はあるわけです。なので「仕事があるか?」という点からみれば、安定していると言えるでしょう。
コロナでいえば、飲食店は大きな打撃を受けている一方、リモートワークが推奨されるようになったことでPCの出荷は増えています。PCの出荷が増えるということは、当然それにかかわる仕事も増えます。
このように、コロナなどで社会全体が悪い影響を受けているように見えても、視野を狭めれば売り上げを伸ばしている業界もあるわけです。
何が起こるかわからないからこそ、最終的には自分を信じて決めるしかありません。
ですが、現時点で辞めたいと感じているなら、その会社に残る選択肢はありませんよね。
将来性がないと感じた時点で行動を始めよう
前述しましたが、未来は予測できませんし、いつなにが起こるかは誰にもわかりません。
だからこそ、将来性がないと感じた時点で次の一歩を踏み出すべきなのです。
- どんな会社なら安定するのか?
- 将来性のある業界はあるのか?
- 将来性があって、かつ自分にマッチする業種はあるのか?
こういった観点で徹底的にリサーチを行い、ザックリと計画を立てていきます。
簡単なものでも計画さえあれば、行動を始められるはずです。
例えば、
- まずは求人サイトで将来性がある・安定する・・・などを軸にして業界や業種、求人を調べる
- 自分なりにリサーチしたら、エージェントに相談してさらに深堀りをする
- ここだと思う会社が見つかったら、応募してみる
こんな感じでも良いと思います。
ぶっちゃけ、少しでも疑問を残したまま妥協して転職しても、また悩みを抱えることになります。
せっかく転職したのに、また悩みを抱えて辞めてしまうのは、めちゃくちゃもったいないですよ。
これを繰り返すくらいなら、時間をかけてでも妥協せずに最高の一社を探したほうが、楽しく長く働けるはずです。
「早く仕事を見つけないと・・・」と焦る気持ちもわかりますが、自分の道を探すために時間をかけてもいいのです。
それに、その会社に定年までいるつもりがないのなら、どこかのタイミングで転職なり独立なり次の道を考えることになります。
そのときになって困らないためにも、今から対策を考えておきましょう。
会社に将来性を感じないときにやるべきこと
今から行動しろといっても、具体的に何をすればいいのかわからないと不安ですよね。
私が思うに、選択肢は3つあります。
転職活動を行う
一つ目はシンプルに、転職活動を行うというものです。
昨今はコロナで転職なんてまともにできないのでは?と思いがちですが、今から挑戦する価値は十分にあります。
確かにコロナの影響で業界によって浮き沈みはありますが、それ以上に少子高齢化による人手不足が深刻になっています。
そのためどの会社も若い人材を欲しがり、20代の奪い合いをしているわけです。
私の会社でも、よく上司が
「この子狙ってたんだけど、また○○社にとられた・・・」
といった話をしているのをよく耳にします。
実際、多くの企業が若い人材の採用に力を入れているのは確かです。
YouTubeを見ていると、転職エージェントのCMが流れているのをよく目にしますよね。
エージェントは利用者が企業に転職できるようサポートをする仲介サービスです。
そのエージェントがCMを流しまくっているということは、それだけ企業側が人材を欲しがっているということでしょう。
転職エージェントを活用しよう
前述しましたが、転職エージェントはサービス利用者と企業をつなぐ仲介役です。
エージェントはサービス利用者からはお金を取らず、企業から利益を得ています。そのため私たちは無料でサービスを利用できるというわけです。
さらに言えば、利用者が採用されたとしても半年以内に離職してしまった場合は、利益を得ることができません。
企業側も、半年で辞められたらさすがにお金は出せないので、当然といえば当然でしょう。
そのため、エージェント側が利益を最大化するためには、利用者の本気度を確かめて採用されそうな人を優先してサポートを行う必要が出てきます。
私たちがやるべきことは、「この人は本気だな」 「この人は多分採用される可能性が高いだろう」とエージェントの担当者に思わせることです。
そう思わせることができれば、エージェント側も優先してサポートしてくれますし、それによって転職の成功率も上がります。
あなたが本気になれば、それはお互いにとってWin-Winなのです。
せっかく無料で利用できるので、積極的に使っていきましょう。
転職エージェントは、知名度の高いマイナビジョブ20's・DODA
あたりを使うのがよいでしょう。
フリーランスとして独立する
二つ目の方法は、フリーランスとして独立してしまうという方法です。
サラリーマンだと、「この会社はいつまで持つのか」、「切られるのでは?」といった不安は常につきまといます。
フリーランスとして独立すれば、こういった不安を抱える必要はなく、会社と運命を共にする必要もありません。
ただし、自分で稼ぐしかないので「毎月お金が入ってくる安定した生活をとるか」、「固定給を捨てて会社依存から抜け出すか」の二つを天秤にかける必要はあります。
個人的におすすめなのは、WEB制作の案件をクラウドソーシングサイトでこなすというものです。
- まずはプログラミングスクールで最短ルートでスキルを身につける
- クラウドソーシングサイトで案件をこなし、実戦経験を積む
- フリーランス向けの求人サイトで単価の高い案件に挑戦する
このルートをたどれば、比較的簡単に独立することが可能です。
プログラミングといっても色々ありますが、WEB制作なら難易度はそこまで高くないですし、単価も高めなので再現性は高いです。
ただ、難易度は高くないとはいえ、知識ゼロから始めるならプログラミングスクールでも早くて半年、独学なら1年くらいは修業期間として見ておく必要はあります。
それに、プログラミングスクールだと初期費用もかかるので、はっきり言って負担は大きいです。
ですが、通う価値は十分にあると私は思っています。一度スキルを身につけてしまえば継続して稼げるわけですし、それが安定につながるからです。
ぶっちゃけ独学で挫折するくらいなら、プログラミングスクールに通ってしまったほうがスキルは身につくと思いますよ。
プログラミングスクールに通うなら、プログラミングのオンラインスクールCodeCamp
・TechAcademy [テックアカデミー]
あたりが知名度が高くコスパも良いのでオススメです。
フリーランスとして独立するなら、フリーランス向けの求人サイトに登録しておくことも重要です。
単価の高い案件やお宝案件の情報が無料で手に入るので、独立するなら登録しておいて損はないです。
フリーランス向けの求人サイトは、ギークスジョブ
・レバテックフリーランス
・【midworks】
あたりを見ておけばよいでしょう。
いったん派遣・アルバイトとして働いて生活費を稼ぎつつ、稼げるスキルを身につける
- 今後も会社員としてやっていくのか迷っている
- 独立しても、稼げるかわからないから不安
- 正社員として働きながら勉強を続けられる自信がない
こういった悩みがあるなら、いったん派遣・アルバイトとして働いて、余った時間でスキルを身に着ける・・・という選択肢もあります。
ぶっちゃけ、正社員やってると将来についてじっくり考える時間ってなかなか取れないんですよね。
それに残業しまくって帰宅して、そこから勉強とかってかなり厳しいと思います。
会社員と比べれば、派遣・アルバイトは仕事の負担も少ないですし、自分の時間も確保できるはずです。
余った時間でスキルを身につければ、そのまま独立することもできますよね。
もし会社員としてやっていくことに疑問を抱いているなら、いったん派遣やアルバイトとして働いてみると、心に余裕が生まれて新しい道が見えてくると思いますよ。
派遣社員として働くなら、大手のマイナビスタッフで求人を探してみてください。
将来性を感じないのなら、その会社に残る必要はない。リスクを取って未来を切り開け
「将来性を感じないけど、どうしたらいいんだろう・・・」
と悩んでしまう人は、リスクを極端に恐れすぎています。
むしろ、悩みを抱えたまま行動せず、現状維持を続けてしまうことの方がよっぽどのリスクです。
ぶっちゃけ、その会社が将来どうなるかなんて考えてもわかりませんし、誰にも分からないのです。
転職するにしても、リスクを恐れる必要はありません。
確かに、コロナやリストラなど気になるところはいろいろとあります。
ですが、はっきり言って成功するかしないかはその人次第ですよね。
結局、未来を変えるには自分から行動するしかありません。
まずはエージェントに登録するだけでも構いません。人生を変える一歩を踏み出すことが、大切ですよ。