という悩みを抱えている方は、辛いですよね。
自分を思って言ってくれているのはわかるけど、正直なんで反対するんだろうと思いますよね。
せっかく決心したのに、反対されるとやる気失くしますし、決心が揺らいでしまいます。
「本当に自分に合っている道なのか?」
と不安になってしまうのも無理はありません。
ですが、はっきり言って迷っているうちは、まだ自分の道を固定しないほうが良いです。
エンジニアとなると、基本的に座りっぱなしなことが多いので、合う合わないは当然あります。
親の意見は正しいのか、自分に合っているのかというのは、実際に体験してみないことにはわかりません。
ですが、やめた方がいいと言われて何もせずに諦めてしまうのは、めちゃくちゃ勿体無いことです。これだけは断言できます。
少し長くなりましたが、今回はエンジニアになりたいけど親に反対された時にやるべきことについて解説します。
自分の進路を親に話すこと自体が間違い
親に反対されて悩んでいる人の多くは、親に相談している時点で間違えている可能性が高いです。
私も当時はエンジニアに対して憧れを抱いており、親に相談したことがあります。
ですが、正直今振り返ってみると相談しないほうがよかったな・・・と後悔しています。
私が相談したときは、
「エンジニアは大学で情報を専門に学んだ人たちがやる仕事。専門で学んだわけでもないのについていけるわけがない」
という感じで反対を受けました。
大学で経済学の勉強をしていたということもあり、
「エンジニアという全く畑違いの職業につくのはどうなの?」
「なぜ大学で経済を学んだのに、それを活かそうとしないの?それだと大学で学んだ意味がない」
という感じでボロクソに言われ、かなり落ち込んだことは今でも覚えています。
こんなふうに反対されると、エンジニアになりたいと思ってたけど、本当に自分に合う道なのか?と悩んでしまうと思います。
ですが、当時の私には
「エンジニアという職業について徹底的に調べる」
「最終的に決めるのは自分自身」
という視点が欠けていたように思います。
言われたことをうのみにするのではなく、とにかく判断材料を集めて、自分で決断すべきでした。
相談したからといって何かが変わるわけではないですし、反対されたらせっかくの決心が揺らいでしまうので、はっきり言って逆効果です。
それに、正解は誰も教えてくれません。こればかりは、自分で見つけるしか方法はありません。
せっかくエンジニアになりたいという目標を見つけられたのに、反対されて
「やっぱりやめようかな・・・」
と気持ちが変わってしまったら、せっかくのチャンスを逃すことになってしまいます。
エンジニア=SE(システムエンジニア)という勘違い
エンジニアと一言でいっても、職種はいろいろあります。
- システムエンジニア(SE)
- プログラマ
- ネットワーク
- Web
- マークアップ
- フロントエンド
- セールス
- インフラ
- サーバサイド
- データベース
- IoT
- 組み込み
- テスト
- サービス
- サポート
このように結構な種類がありますが、エンジニア=SE(システムエンジニア)というイメージを持っている親世代は多く、さらにSEは社会全体で良くない印象を持たれていた時期がありました。
1990年代にはIT=ブラックというイメージが浸透していたため、エンジニアに対して良い印象を持たない親は多いと思います。
特にSEは3K(きつい・帰れない・給料が安い)と呼ばれ、かなり悪いイメージを持たれていたわけです。
最近では働き方改革などが進み改善傾向にありますが、親が当時の悪い印象を持っているという可能性は高いです。
当然、自分の親がエンジニア業界について詳しいというのは少ないと思いますし、親からしたら今持っている知識でアドバイスするしかないんですよね。
もちろん、知識がなければ的確なアドバイスもできません。
そのため、反対されて迷ったのなら、自分で調べる必要があります。
エンジニアになりたいではなく、
「どの職種がいいのか?」
「どんな会社で働きたいのか?」
「どんなエンジニアになりたいのか?」
といった感じで具体的に絞り込んでいくと、自分の思い描いている道がどんどん明確になっていくと思います。
その上で、情報を集めることが必要になってきます。
「どの職種がいいのか?→どんな職種があるのか」
「どんな会社で働きたいのか?→どんな会社があるのか」
「どんなエンジニアになりたいのか? → どんなエンジニアがいるのか」
というように、どんどん情報を集めていきます。
結局、自分にあっているか?というのは情報がなければ判断できません。
そして、自分で判断するにはやはり
- 親に意見をうのみにせず、自分で決めるという意識を持つ
- エンジニアについて徹底的に調べる
といったことが必要になってくると私は思います。
過酷な労働を強いられる日本のIT業界も悪い
エンジニアの労働環境は働き方改革などで改善されてきているとはいえ、IT業界全てがホワイトになったわけではありません。
そもそもIT業界全体が
「仕事はあるけど、人がいない」
という状態なので、社員一人一人の負担が大きくなってしまいます。
それによってブラックになってしまう、といったことは普通に起こり得ます。
実際、私が働いていた会社でも
「新入社員が入っても半年~1年以内に辞めてしまうので、人が増えない」
「定年退職やその他の理由で辞めていく人も普通にいるので、さらに人が減る」
という感じで、入ってくる人より出ていく人の方が多いという状態が続いており、人手不足がかなり深刻になっていました。
人がいないからといって仕事が減るわけではないので、今いる人間で仕事をまわさないといけなくなります。それに、納期も守らないといけません。
こうなると、当然社員の負担は増え「定時に仕事が終わらず、残業しないと帰れない・・・」という状況になってしまうわけです。
この負のループを断ち切るのは、そう簡単なことではありません。
IT人材の不足は社会全体の問題ですからね。
なので、親がやめとけというのも、あながち間違いではないわけです。
反対されても、行動を続けよう
前述しましたが、親に反対されて「やっぱりやめておこう」となってしまうのは、非常にもったいないことです。
一度目標を持ったのであれば、自信を持って次のステップに進みましょう。
勉強を続けるなら、
- 自分でアプリ・サービス・WEBサイトなどを作ってみる
- プログラミングスクールに通う
転職を考えているなら、
- 求人を探してみる
- 転職エージェントに登録する
など、具体的な計画を立てて動くべきです。
ぶっちゃけ、どれだけ念入りにリサーチをして綿密な計画を立てたとしても、挑戦することに対する不安や恐怖は消えないと思います。
しかし、「どうしようかな・・・」と悩んでいるだけではなにも始まりません。
悩みすぎて行動できなくなってしまう前に、簡単でもいいので計画を立てたらすぐに行動してしまいましょう。
エンジニアになりたいけど親に反対された時にやるべきこと
すぐ行動しろといっても、具体的に何をすればいいのかわからないと不安ですよね。
私が思うに、選択肢としては2つあります。
プログラミングスクールに通う
エンジニアを目指すなら、やはり基礎的なプログラミングスキルは必須の知識になります。
方法はいろいろありますが、効率的に勉強を続けるならいきなりプログラミングスクールに通ってしまうというのがベストです。
ぶっちゃけ、独学だとどうしても非効率になってしまいがちです。
わからないことがあっても聞ける人がいないので、ネットで調べるしか方法がありません。
それに、最初は調べてもわからないことがほとんどなので、とにかく時間がかかりますしストレスもたまります。
独学は挫折する人が多いと言いますが、その理由の1つがこれです。
一方、プログラミングスクールであればわからないことがあってもすぐ聞けますし、途中で挫折する確率も低くなります。
それに、先にしっかりと基礎を身につけておけば、後々になって苦労することもなくなると思います。
最短ルートでエンジニアを目指したいなら、プログラミングスクールでぱぱっとスキルを身につけてしまいましょう。
プログラミングスクールは、知名度が高くコスパも良いDMM WEBCAMP 学習コース(プログラミングコース)・Skill Hacksあたりがオススメです。
特にDMM WEBCAMPはオンラインでの受講もできるので、かなり便利です。
転職エージェントを活用する
転職を考えているなら、転職エージェントを活用するのがベストです。
前述しましたが、IT人材は現時点で不足しまくっているので、中途・未経験に関わらず人材の需要は高まっています。
そのため、全くの未経験でも十分挑戦する価値はあると思います。
ただ、転職活動を全て一人でやろうとすると負担が大きくなってしまうので、転職エージェントを活用して効率化することをオススメします。
転職エージェントは、経歴書の作成や面接対策・求人紹介のサポートを行ってくれる無料の仲介サービスです。
エージェントは企業からお金をもらっているため、サービス利用者に費用はかかりません。
さらに言えば、利用者が採用されない・採用されたとしても半年以内に離職してしまうとエージェント側も利益を得られないので、本気でサポートしてくれますよ。
エージェントを利用するだけで効率は劇的に上がるので、うまく使いこなしていきましょう。
転職エージェントは、知名度トップクラスのマイナビジョブ20's・DODAあたりを使うのが良いでしょう。
最終的に決めるのは自分自身。後悔したくないなら、自分の道を信じて突き進め
親に反対されて悩んでいる人の多くは、リスクを極端に恐れすぎです。
別に挑戦して失敗したからといって、人生が終わるわけではありません。
失敗したとしても、自分で選んで挑戦したという経験は、何者にも変えがたい経験になるはずです。
親に反対されたからといって諦めてしまったら、何の経験も得られませんし、モヤモヤしたままその先の人生を過ごすことになります。
私は最終的に勝つのは自分で判断して挑戦した人だと思いますし、後悔しないためにはリスクを取ってチャレンジしていくしかありません。
いずれにせよ、大事なのは「悩み始めたら、まず行動」です。
基礎学習を始めてみる・求人を見てみるでも構いません。まずは人生を変えるための一歩を踏み出すことが、重要ですよ。